左利きのブラザー
檻の中のブラザー 泣いている
人知れずひっそりと
声に出しても届かない
孤独な闇が掻き消す
光の射す場所まであとどのくらい
歩いていけばいいのか 100マイル?200マイル?
人を憎み人を傷つけ人並みでありたいと強く願いながら
君はいつしか人並み以上を求めた
左利きのブラザー 覚えてるかい
茜色したあの日の空を
雲の切れ間からほうき星
今じゃあ帰らぬ遠い日々
永い歴史の上を今どのくらい
歩いてきたのだろう 1000マイル?2000マイル?
君がいつか僕に宛てたその手紙を読んだ時
他人事のような顔した僕は何故に泣いたのだろうか
何故に泣いたのだろうか
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