回帰


生まれたままの姿で誰にも縛られずに生きる
あなたにもこの花をあげましょう

誰かが笑う時はいつも別の誰かが泣いている
繰り返す悲しみは終わらない

やがてくる朝の光の中を歩く
土に帰るその日まで 歩き続けたい

鳥達が鳴いている
人はまだ 忘れてる

昔の人は気付いていた 汚されていくこの世界が
いつの日か洪水を待つだろうと

争いはいつの世も絶えず 真実は風に流されて
また次の世代へと受け継がれてゆく

真実を映し出す
鏡のような水面

眩暈のするような光の中で眠る
土に帰るその日まで 眠り続けるかい

鳥達が鳴いている
人はなぜ 忘れてる?



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