雷雨

欲しいものなど無かった そう無かったんだ何ひとつ
あたりまえの真実だけ それでよかった

騙されるだけ騙されて 何もかもが嫌いになった
分からないことも分かって 忘れてた夢ロックンロールスター

怖いものなど無かった そう無かったんだあの頃は
ただ大人になることにだけ 怯えていた

踊りたいだけ踊ってた 悪いこともたくさんして
「これでいいさ」と頷いていた
そんな時に聴こえてきたのは

古いような新しいような
不快なような気持ちいいような
全てを知っているかのような てんで何も知らないかのような
冷たくて温かい そんなでっかいギターの音・・・・・

西の果てから東の果てまで
新しい朝に祈って
自由に弄ばれる前に 旅に出ようぜロッケンロー

(ある明け方 空が赤と青の真っ二つに分かれていた
雷雨に見舞われるなか 赤い空は青い空に追いやられ
やがて黄金の光を放つ黄色い空へと変化した
その空の裂け目に ぼくはいくらか先の未来をみたんだ
あのとき見た光はいったい何だったんだろう・・・・・)

赤い空 青い空 光の渦
その向こう側にみた ぼくの未来



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