ノスタルジー


なびく黒髪と覚えたてのルージュ
揺れる面影は走馬灯のリズム
遠い昔の夢を見た
濡れた街にはヴェルヴェットの雨が降る

灼けたアスファルトに君を追い駆けてた
古い映画のような
涙が涸れた今も胸に息づくのは
遠い夏の幻と 日に灼けた少女の影

突然降り出した雨に濡れた身体
恥じらう胸元は大人びた世界
震える指先で触れてみた
灼けた肌にもヴェルヴェットの雨が降る


何も知らずに恋をした
今も聞こえるヴェルヴェットの雨の音

時が流れ何時しか僕は大人になった
君も見知らぬ誰かと同じ時を過ごしてる
涙が涸れた今も胸に息づくのは
遠い夏の幻と 日に灼けた少女の影


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