草上の月

霞の中に山が広がる 谷の隙間を水は流れ
遥か遠い空の彼方 僕は独り祈ったまま

街は遠く雲の影は 取り残された僕を包んだ
地平線のその切っ先に 青い海が見えた

荒れた大地に耳を澄ませば
森の息吹が聞こえる

草上の月と惑いの森に
深くうねった哀しみが舞う
今夜は独り 遠くに見えた
あなたの夢を祈り眠る 眠る

夢に描いた翼広げて
風を切りながら
遠い大陸の果てへ

草上の月と惑いの森に
深くうねった哀しみが舞う
今夜は独り 遠くに見えた
あなたの夢を祈り眠る 眠る

遥か遠い空の彼方 僕は独り祈ったまま
地平線のその切っ先に 青い海が見えた


戻る

inserted by FC2 system